バイトを掛け持ちで8時間以上働くとバレる?働きたい気持ちと週40時間の壁

バイト掛け持ちバレるのアイキャッチ バイト生活の悩み

「掛け持ちで8時間以上働いても大丈夫?」「週40時間を超えるとバレる?」

アルバイトを掛け持ちして、少しでも収入を増やしたいと考えているあなたにとっては、切実な悩みですよね。

結論から言えば、バイトの掛け持ちはバレるケースがあります。

税金や社会保険、職場の管理体制によって、思いがけずに掛け持ちふがバレるときがあるのです。

また、バイトの掛け持ちがバレるとトラブルが発生することもあります。

この記事では、掛け持ちバイトで8時間以上働きたいときに知っておくべきポイントと、バレる理由、そしてバレない回避法について解説していきます。

※本記事は「コンテツ制作ポリシー」に基づいて作成しております。お気づきの点などあれば「お問い合わせ」からご連絡ください。

バイトの掛け持ちで8時間以上働くとバレる理由

バイトの掛け持ちで長時間働いていることがバレる理由は、複数あります。

自分では気をつけているつもりでも、制度上の仕組みや思わぬところから情報が漏れてしまうケースがあります。

① 税金で勤務先に知られる

バイトの掛け持ちがバレる最も一般的な理由が「税金」に関する手続きです。

バイトであっても、年間の給与所得が一定額を超えると、翌年に住民税の課税が発生します。

住民税は、原則として本業の勤務先(あるいは収入の多い方のバイト先)に通知が届く仕組みになっています。

住民税の通知書には、前年の総所得額が記載されています。そのため、1つのバイト先だけの給料では説明がつかない金額になっていれば、経理担当者や人事担当者が「この人は他でも働いているのでは?」と気づかれてしまいます。

また、確定申告をする場合や、年末調整などからもバイトの掛け持ちがバレる可能性もあります。

税制の仕組みは複雑ですが、収入が増えれば増えるほど、複数の勤務先を持っていることが発覚しやすくなるということを覚えておきましょう。

参考:国税庁【家族と税

② 社会保険の加入条件で発覚する

社会保険の加入要件も、バイトの掛け持ちが発覚する大きな理由です。

2016年以降、アルバイトやパートタイマーでも、一定の条件を満たせば社会保険への加入が義務付けられるようになりました。

具体的には、週20時間以上の勤務で、月収が88,000円以上、さらに雇用期間が1年以上見込まれる場合などが該当します。

バイトを掛け持ちをしており、両方の会社で条件を満たす場合は、原則として両方の会社で加入する義務があります。

掛け持ち先でそれぞれ社会保険に加入する場合、自分自身で年金事務所に届出を行う必要があります。

両方の会社で社会保険に加入し手続きを行った場合、年金事務所から両方の会社に保険料の通知が送られるため、ダブルワークをしている事実がバイト先に知られてしまします。

参考:厚生労働省【社会保険加入のメリットや手取りの額の変化について

③ シフトや勤務記録で掛け持ちがバレる

バイトのシフトからも、掛け持ちがバレることがあります。

特に飲食店や小売店など、シフト制で働く職場では、従業員のシフト調整が頻繁に行われます。

シフト調整のときに、「この曜日のこの時間帯は絶対に入れない」という強い希望を出し続けていると、店長やシフト担当者が「もしかして他でも働いているのでは?」と勘づくことがあります。

また、タイムカードや勤怠管理システムには、出勤時刻や退勤時刻が記録されます。

例えば、A店で午前中に勤務し、B店で夕方から夜にかけて勤務している場合。疲労が溜まって遅刻が増えたり、仕事のミスが続いたりすると、「何か事情があるのでは?」と疑われる場合もあります。

バイトの掛け持ちによって、連日長時間労働が続いている場合、体調不良や勤務態度の変化が目立ち、上司から心配されて問いただされるケースも少なくありません。

さらに、労働基準法では、使用者は労働者の労働時間を適切に管理する義務があります。そのため、企業によっては定期的に従業員の勤務状況をチェックし、異常な働き方をしていないか確認することがあります。

こうした管理の中で、掛け持ちの事実がバレることもあります。

④ 知人・同僚経由でバレるケースも

意外に多いのが、人間関係を通じてバレる場合です。

職場の同僚や友人との何気ない会話の中で、「最近忙しくて」「別のバイト先でこんなことがあって」とうっかり口を滑らせてしまうケースがあります。

特に親しい同僚であれば、悪気なく「あの人、掛け持ちしているらしいよ」という話が広まり、最終的に上司の耳に入ることもあります。

また、SNSの投稿にも注意が必要です。

勤務先が特定できるような写真や投稿をすると、それを見た人から「あの人、うちの店でも働いているのに、別の店の制服を着ている」といった形で掛け持ちがバレることも。些細な情報が思わぬ形で拡散することを忘れてはいけません。

さらに、地域が狭い場合や業界が同じ場合、偶然にも取引先や関連会社で働いている人と鉢合わせすることもあります。

例えば、飲食業界では系列店や競合店で働いていることがわかると、本部に報告されるケースもあります。

人の目というものは、予想以上に情報が伝わるの速度が速く、予測できない形でバイトの掛け持ちがバエるリスクがあります。

バイト先に掛け持ちを「言わない」リスク

掛け持ちをしていることをバイト先に伝えないまま働き続けることは、さまざまなリスクがあります。

短期的には問題がないように思えても、長期的には大きなトラブルに発展する可能性もあるんですよ。

① 雇用契約違反になる可能性がある

多くの企業では、雇用契約書や就業規則の中で「副業・兼業の禁止または届出義務」を定めています。

正社員だけでなく、アルバイトやパートタイマーに対しても、掛け持ちをする場合は事前に申告するよう求めている企業は少なくありません。

就業規則に違反すると、雇用契約違反として、最悪の場合は解雇や契約解除の対象となる場合もあります。

特に、競合他社での勤務や、同業種での掛け持ちは厳しく制限されていることが多いです。

例えば、あるコンビニチェーンで働きながら、別のコンビニチェーンでも働いている場合。企業秘密や顧客情報の漏洩リスクがあるとみなされ、問題視されてしまいます。

また、飲食店やアパレルショップなど、ブランドイメージを重視する業界では、他店での勤務を禁止しているケースも多いです。

契約違反が発覚した場合、即座に解雇されるとは限りませんが、警告や注意を受けることは避けられません。職場での信頼関係が失うリスクも大きいです。

② トラブル時に守ってもらえない

バイトの掛け持ちを隠して働いている場合、万が一、労働災害や事故が発生したときに、十分な補償を受けられない可能性があります。

労災保険は、勤務中や通勤中の事故に対して適用されますが、掛け持ちをしている事実を隠していると、どちらの勤務先での事故なのか、あるいは過労が原因なのかといった判断が複雑になります。

また、長時間労働による体調不良や精神的な不調が生じた場合、掛け持ちの事実を隠していると、会社側は「うちでの勤務が原因ではない」と主張する可能性も。

労働基準監督署に相談しても、実態を証明することが難しくなり、適切な救済を受けられないリスクもあります。

③ 会社からの懲戒処分リスク

バイトの掛け持ちのがバレた場合、企業によっては懲戒処分の対象となることがあります。

懲戒処分には、口頭注意や書面による警告から、減給、出勤停止、そして最も重い解雇まで、さまざまな段階があります。

特に、バイトの掛け持ちを隠していたことが悪質と判断された場合、信頼を失い、職場での立場が大きく悪化してしまいます。

懲戒処分を受けると、記録が社内に残り、今後の昇給や契約更新に影響する場合もあります。アルバイトであっても、長期的に働きたいと考えている場はリスクは無視できません。

また、解雇された場合、次の職探しのときに「前職を辞めた理由」を説明しなければならず、キャリアにマイナスの影響を与えてしまいます。

バレないようにするための工夫

バイトの掛け持ちをするときに、できるだけリスクを減らし、トラブルを避けるためには、いくつかの工夫と知識が必要です。

① 税金上の扶養・年収のラインを理解する

重要なのは、税金の仕組みをしっかり理解することです。

年収103万円を超えると所得税が発生し、住民税の課税も始まります。住民税に関しては、自治体によって課税の基準が異なりますが、多くの場合、年収100万円前後から課税が始まります。

その結果、住民税の通知を通じて、メインの勤務先に掛け持ちの事実が知られる可能性が高まります。

もし税金面でのバレるリスクを最小限に抑えたいのであれば、年収を103万円以内に抑えることが一つの目安になります。

103万円を超えても、130万円までは扶養控除の対象になる場合があるため、自分の状況に応じて計算することが大切です。

② 保険加入が必要な働き方を避ける

社会保険への加入が義務付けられると、掛け持ちの事実がバレやすくなります。

週の労働時間を20時間未満に抑え、月収を88,000円以下にすると、社会保険への加入義務を回避できます。

ただし、複数のバイト先での労働時間を合算した場合、実際には週40時間を超えていても、それぞれの勤務先では20時間未満であれば、形式上は社会保険の加入対象外となります。

③ 勤務地・時間帯をしっかり分ける

物理的に掛け持ちがバレにくくするためには、勤務地と時間帯を明確に分けることが有効です。

例えば、A店では平日の午前中、B店では週末の夕方以降というように、シフトが重ならないようにしましょう。

また、バイト先をを離れた場所にすることで、知人や同僚に偶然会うリスクを減らせます。

できるだけ離れた場所を選ぶことで、知人に遭遇するリスクを回避できます。

さらに、体力的な負担を考慮することも大切です。

連日長時間労働を続けると、疲労が蓄積し、勤務態度や体調に影響が出ます。それが原因で上司から心配され、問いただされることもあります。

無理のない範囲でシフトを組み、十分な休息を取ることが、長期的に掛け持ちを続けるためには不可欠です。

④ 職場に「掛け持ちしていない」と言うリスク

もしバイト先から「他でも働いていますか?」と聞かれた場合、嘘をつくことは避けるべきです。

嘘をついたことが後でバレると、信頼を大きく失ってしまいます。職場によっては職業規則違反となる場合も。

もし、あなたがバイトの掛け持ちを隠したい場合でも、直接的な嘘は避け、曖昧な表現にとどめるか、あるいは正直に事情を説明する方が安全です。

中には、事前に相談すれば掛け持ちを認めてくれる会社もあります。特に人手不足の業界では、労働時間に無理がない範囲であれば、柔軟に対応してくれるケースも多いです。

正直に相談することで、シフトの調整や労働時間の管理について、会社側と協力して進めることができます。

隠して働くよりも、オープンにコミュニケーションを取る方が、長期的には安心して働ける環境を作ることにつながります。

高校生・大学生の掛け持ちで8時間以上働く場合

高校生や大学生の場合、バイトを掛け持ちするときには、特有の制約や注意点があります。特に高校生と大学生では、法律上の扱いが異なるため、それぞれの状況に応じた理解が必要です。

高校生は労働基準法で8時間が上限

高校生など18歳未満の労働者には、労働基準法によって特別な保護規定が設けられています。

具体的には、1日8時間、週40時間を超えて働かせることは原則として禁止されています。

また、深夜労働(午後10時から午前5時まで)も禁止されており、違反した場合は雇用主が罰則の対象となります。

高校生がバイトの掛け持ちをする場合は、それぞれの勤務先に正直に状況を伝え、労働時間が法律の範囲内に収まるように調整してもらいましょう。

多くの企業は、未成年者の労働に関しては慎重に対応するため、相談すれば適切にシフトを組んでくれることが多いです。

大学生は学業との両立が課題に

大学生の場合、18歳以上であれば労働時間の上限規制は適用されませんが、学業との両立が大きな課題となります。

授業やゼミ、試験期間などを考慮しながらシフトを組む必要があり、掛け持ちをするとスケジュール管理が非常に複雑になります。

特に注意が必要なのは、長時間労働による学業への影響です。バイトに時間を取られすぎて授業に出席できなくなったり、試験勉強の時間が確保できなくなったりすると、単位を落とすリスクがあります。

さらに、就職活動が本格化する時期には、バイトと就活の両立が難しくなります。掛け持ちをしていると、面接や説明会のためにシフトを調整することが困難になり、就職活動に支障をきたすこともあります。

長期的なキャリアプランを考えると、バイトに時間を使いすぎることがマイナスになる場合もあることを理解しておきましょう。

1日10時間・16時間働くとどうなる?

バイトの掛け持ちで、1日10時間や16時間という長時間労働をした場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。

まず、労働基準法では、1日8時間、週40時間を超える労働には、時間外労働(残業)としての割増賃金が発生します。

法律の解釈としては、労働時間を通算する必要があるとされています。つまり、A店で8時間働いた後にB店で2時間働いた場合、超過分を残業代として支払う義務があるというのが法律の建前です。

1日10時間程度であれば、体力的にも何とか耐えられるかもしれませんが、16時間となると、睡眠時間や休息時間が極端に少なくなります。

連日長時間、働き続けると、過労による体調不良、集中力の低下、事故のリスクが高まります。特に、車や機械を扱う仕事では、疲労による判断ミスが重大な事故につながる可能性があります。

また、長時間労働が続くと、精神的なストレスも蓄積します。

うつ病や適応障害などのメンタルヘルスの問題が生じることもあり、一度体調を崩すと、長期間働けなくなるリスクも考えられます。

短期的に収入を増やすことができても、長期的には健康を害し、医療費がかかったり、働けない期間が生じたりすることで、かえって経済的に苦しくなることもあるのです。

知恵袋でのバイト掛け持ちの疑問をチェック

Q.バイトの掛け持ちってバレますか?

バイトの掛け持ちってバレますか?
すでに他業種のバイトをしてる状態で別のバイトの面接に行きました。「うちはWワーク禁止なんですが」と言われ、つい大丈夫ですと答えてしまいました。

A.Wワーク禁止の理由によると思います。

Wワーク禁止の理由によると思います。

日本の法律は1日8時間、週40時間以上は働かせないように。となっていて
例えば1日の中で今のバイトで5時間働いて、新しいバイトで5時間働いたら、1日10時間労働になりますよね??
8時間超えるので、超えた2時間分は割増賃金を支払わなければならないのですが、その支払うのは新しく契約した会社が負担すると決まっています。
支払っていない場合、会社が処罰されるため、バイト先によってはWワークを禁止している会社が多いです。
(管理が大変なので。)

バレるのは、会社に労基がきたり、あなたの年末調整の情報だったり様々ですが、掛け持ちがばれた場合、クビになる可能性はあるかもですね。
管理する大変さや、処罰されるリスクを負いたくないからWワーク禁止となってるので。
嘘をついて働いた場合はどうなるか?はすみませんがわかりません。

引用:Yahoo知恵袋

Q.掛け持ちで8時間15分バイトしちゃうんですけど

掛け持ちで8時間15分バイトしちゃうんですけど、
未成年者の8時間以上の労働は禁止とかありますが
基本的にバレることはありますかね?
ちなみにコンビニとスーパーです。

A.言わなきゃバレないです。

言わなきゃバレないです。
しかし、未成年者が8時間以上働くことを禁止しているのではなく、未成年者を8時間以上働かせることを禁止しているので、バレた時に罰を受けるのは貴方ではなく会社であるということだけは分かっといてください。

引用:Yahoo知恵袋

まとめ

バイトの掛け持ちで8時間以上働くことは、バレるリスクや法律上の問題、健康面での懸念など、さまざまな注意点があります。

税金や社会保険の仕組みを通じて発覚するケースが多く、住民税の通知からバレる可能性が高まります。

掛け持ちを隠して働くことには、雇用契約違反のリスクや、トラブル時に適切な保護を受けられない可能性も。

できるだけ事前に職場に相談し、オープンなコミュニケーションを取ることが、長期的には安心して働ける環境を作ることにつながります。

高校生の場合は、労働基準法による保護があるため、1日8時間を超える労働は原則禁止です。大学生の場合は法律上の制限は少ないですが、学業との両立や長期的なキャリアプランを考慮する必要があります。

1日10時間や16時間という長時間労働は、体力的にも精神的にも大きな負担となります。短期的に収入を増やすことができても、健康を害するリスクがあることを忘れてはいけません。

掛け持ちバイトをする際は、税金や保険、労働時間の管理、そして何より自分の健康を第一に考えながら、無理のない範囲で働くことが大切です。

不安な点があれば、専門家や信頼できる相談先に相談しながら、自分に合った働き方を見つけていきましょう。

※本記事は「コンテツ制作ポリシー」に基づいて作成しております。お気づきの点などあれば「お問い合わせ」からご連絡ください。